「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」 「やれ打つな 蝿(ハエ)が手をすり 足をする」 「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」
多くの人に親しまれているこれらの句。
生涯に2万句を詠んだとされる俳人小林一茶は、長野県信濃町で生まれ育ち、晩年をふるさとで暮らしました。
一茶の句は、弱い立場にいる生き物に自身の心情を重ねた句が多く、独特のユーモアあふれる言葉づかいが、読む者を温かい気持ちにさせます。
彼の純粋な思いが込められた作品は、今も多くのファンを魅了しています。
一茶終焉の土蔵が国史跡に指定されたのを記念して、1960(昭和35) 年、お墓のある小丸山に「一茶記念館」が開館しました。
2003(平成15)年4月に新館となり、数々の作品とその生涯、ふるさと信濃町の魅力を紹介しています。
また一茶忌全国俳句大会や俳句すごろく、クイズもあり、どなたでも気軽に参加し俳句に親しむことができます。
一茶の心温まる句は、若き日と晩年を過ごした、ここ信濃町の豊かな自然が育んだものではないでしょうか。
彼の人柄と信濃町のより深い魅力を感じることができる、一茶記念館へぜひお出かけください。
【営業期間】 (通常営業) 3月20日~11月30日 (冬期営業) 12月1日~3月19日の間も年末年始を除き見学可 ※但し、冬期の土・日・祝日は要予約なので、記念館までお電話(026-255-3741)ください。
【営業時間】 大人(高校生以上) 500円 ※冬期間は半額の250円 子ども(小中学生) 300円 ※冬期間は半額の150円 団体料金料金(20名以上) 大人450円 / 子ども260円
【館内情報】 車椅子での入館可、屋外に無料駐車場有り(大型も可)
【サイト情報】 一茶記念館の公式サイトはこちら